2年と8ヶ月ぶりにブログを再開することとなった我輩であるが、
こと釣りに至ってはこの長き沈黙期間は新しい経験を積む期間であった。

その新しい経験の中から、釣りにはよくある面白ネタがあったので、
まずはその釣行から書きたいと思う。


「超大物ヒットで船動くの巻」と題して、、、


☆ とある夏のシイラ釣り ☆


いつものメンバーから「シイラが釣りたい!」とのリクエストがあり、
吾輩も初めてのシイラを狙うため、いざ和歌山へ向かった。

みなべ沖を出航して約1時間、、、





ポイントまでの道中、あたり一面は海で何もない光景に見慣れていた中に

突如として現れた超大型な御主はいったい何者か!?



調べてみると、「GPS波浪計」という装置らしい。。。





直径5m、高さ18m(海上9m)、重量80tという超大型装置で、

国土交通省が港湾整備に必要な沖合の波浪を精度良く

観測する装置として全国に15基設置されているそうである。


3.11の時にもこの装置の観測結果が気象庁の津波警報へ

活用されていたとも記載があり、我々の生活には

大きな役割を果たしているようだ。






とまぁ、彼の存在はさておき、本題のシイラ釣りであるが、

海上の流木や浮遊物を狙ってのRun&Gunが一般的なセオリーの中、

このブイは沖合&超大型ということもあり、魚スペックは非常に高く、

ポイント移動せずして、船中10-20匹とまずまずの釣果であった。


別名で万力とも呼ばれるシイラであるが、

言葉どおりその引き味は抜群で吾輩のメインターゲットの

シーバスとは一味も二味も異なるファイトが楽しめたのだ!






さてさて、いつも期待を裏切らないメンバーの王子であるが、

今回もみなが釣れず厳しい時間を過ごしていた時、

強烈なヒットとともにロッドがコの字を描くファイトが始まった!



しかし!!!



王子がファイトを楽しんでいる間、吾輩の近くにいた船長から

「船が動いとる。おそらくブイのチェーンを釣っちまったな」と小声が。


ファイトの途中にバレてはしまったが、

王子はいまだに「あれは大型クエだ。本当におしかった。」

と言いはるのだが、吾輩は事実を知っている。。。



知ってしまった以上、日頃お世話になっている王子には

伝えぬ訳には行かぬと思い、数日後に事実を伝えたのだが、

王子はそれでもクエに間違いないと思い続けている。



釣りにはロマンがつきものだが、時として思い続けることも

釣りには必要な要素の一つだと実感した釣行であった。